2019年1月17日木曜日

【緊急事態】お客様の植物鑑賞スタンド風薫で不具合発生

こんにちは
SETo研究所の石川です。

先のブログで書いた多肉植物の植替えを今週前半に行う予定だったのですが

多肉植物の過去記事

昨年、植物鑑賞スタンド風薫をお買い上げいただいたお客様から

『植物鑑賞スタンドの風車が止まってしまった。』

とのご連絡があり、代替品の手配などで奔走していておりました。

お客様からは植物鑑賞スタンドで植物を育てられている写真もお送りいただき

『シンプルで機能的なデザインが気に入っています。エンジンの動きがレトロで可愛いです。』

との暖かいお言葉もいただき感動いたしました。



現品は確保できたのですが代替品に不具合があっては申し訳ないので

動作確認を十分させていただき今週中に発送させていただきます。


SETo研究所で現在11台の植物鑑賞スタンドで実証試験を継続中しております。

実証試験は想定される設置環境に近い形で長期間行うため

・本体部の定期清掃は行わない
・霧吹きで毎日葉水を与える
・設置中の室内の換気は最小限とする
・空気清浄機はおかない

以上のような環境でデータの収集を行っております。

今までのところ

・ケース1
 バラにハダニがついたため殺虫殺菌剤(乳液成分)を機関部周辺で
 噴霧すると油分付着で作動不良が発生し、分解清掃が必要となった。

 対策
 殺虫剤や消毒剤を噴霧する場合は植物鑑賞スタンドから植物を取り出して
 噴霧剤が直接植物鑑賞スタンドにかからないようにしていただくよう
 説明書への注意記載ならびに注意喚起をさせていただいております。
 残念ながら開放式の機関部を採用している現行機では
 根本的な解決は困難なため次期製品での解決を目指しています。

・ケース2
 衣類を部屋干しする湿度70%以上の部屋で使用すると停止するケースがあった。
 
 対策
 結露が原因でしたので水分が乾燥すれば正常な回転に戻りますが
 部品の素材を変更したことで高湿度環境での性能が大幅に向上しました。

・ケース3
 展示会で展示していた植物鑑賞スタンドの機関部の稼働部に僅かな汚れが付着し
 動作不良となった。

 対策
 装置内部の気密性を確保するため可動部の隙間をぎりぎりまで少なくしていた
 ため僅かな汚れでも動作不良の原因となることが判明しましたので
 汚れが付着した箇所の構造、加工方法を見直すことで汚れの付着に対する
 耐久性と気密性を両立可能な改善を行いました。



 上記のように風車の動作不良のケースが長期試験で発生しておりますが、
 都度対策を行なって製品の信頼性の向上に努めております。



今回の件では、

お客様の製品がケース3の対策前の製品であったため

お客様に綿棒で簡単な清掃を風車の機関部の一部に行っていただきましたところ

「動くようになった。」との事でしたのでひと安心できましたが 

「清掃後は以前より回転速度が遅くなった。」とお客様がおっしゃられているので

代替品をお送りして現在お使いいただいている製品を回収調査することにしました。

しっかり原因を追及し、より信頼性の高い製品づくりに努めたいと考えております。


植物とともに植物鑑賞スタンド風薫を末長くご愛用いただけることが私たちの最高の喜びです。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

<(_ _)>

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