SETo研究所 石川です。
真柏のミニ盆栽です。
小品盆栽(しょうひんぼんさい)という呼び方もあります。
盆栽初心者の私が2018年2月に盆栽教室で初めて制作した真柏の盆栽です。
制作してから11ヵ月経ちました。
下の写真は制作したばかりのころの写真です。
針金成型ですいぶん樹形が変わりました。
SETo研究所では
この鉢を植物鑑賞スタンド使って室内の書棚で育てています。
葉は青々としていて杉葉もなく健康状態は悪くないのですが
幹や枝の成長がいまひとつ思わしくありません。
思い当たる要因として肥料のあげ方が悪かったんじゃないかと反省しています。
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これまでの水やり方法と施肥方法を見直しました。
鉢の左端にあるのは肥料を中に入れて鉢の上に
置き肥をするためのドーム型肥料コンテナです。
この状態で水をあげると
肥料が混じった水がかかった苔は枯れてしまいます。
盆栽では苔は鑑賞のための消耗品と考えられていたり、
苔がない方が主役の樹木の健康を管理しやすいと言われたりしますが
私は 苔も盆栽もどちらも大切に育てたい! のです。
肥料の影響で枯れた表面の苔 |
植物鑑賞スタンド風薫では
洗浄ビンをつかって水をあげているので
狙った場所に水を与えることができるのですが
苔がいたむのが嫌で肥料への散水は最小限にしてしまっています。
結果として
肥料の成分が十分、苔の下の土に入っていっていない可能性が高い
と考えました。
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対策として
水と肥料を別々にあげる方法を考えてみました。
苔の下に液肥を入れる。
鉢の中に井戸を掘って
井戸から水に溶かした肥料を苔の下に流し込めば苔を痛めないで済みます。
肥料には彩花盆栽教室で勧めていただいたバイオゴールドをつかいます。
500cc洗浄ビンにバイオゴールドを1個溶かし液肥をつくります。
バイオゴールドのパッケージに書かれている説明だと1リッターの水に
2、3個のバイオゴールドの粒を溶かして液肥をつくることができ、
1週間ほど熟成させると良いそうです。
効果は10日くらいは持続するそうなので、月3回ほど液肥を与えればよいようです。
バイオゴールドを入れた500ccの洗浄瓶 |
次に井戸を堀ります。
最初に5mm径の塩ビ管で作った1号井戸です。
大失敗です。
まったく水が管の中に入っていきません。
管の直径が細すぎました。
次に9mm径のアクリルパイプ作った2号井戸です。
穴の大きさを大きくしたので液肥が入りやすくなりました。
しかしただの筒ではなかな浸透していきません。
より液肥が浸透しやすくなるように
側面に2mm程の大きさの穴を多数あけて
浸透しやすくなるよう改良しました。
今度は 成功 です。
おもしろいように液体肥料が土に吸い込まれていきます。
井戸が透明なので目立たなくてデザイン的にもいいですね。
簡単に引き抜いて清掃することもできます。
店主の石川は1級管工事施工管理技士資格を持っているのでこういうの得意です。 笑
正確には井戸ではなく浸透桝ですが
浸透桝とか解りにくいですよね。 井戸でいいでしょ
簡単に作れるので真柏でうまくいけば他の鉢でも試してみます。
これで盆栽に肥料を与えながら苔も奇麗に育てることができれば最高です。
苔も大好きな店主石川でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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