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2019年3月25日月曜日

【盆栽】苔を枯らさない施肥方法の新しい挑戦

こんにちは
SETo研究所 石川です。

年始から挑戦している浸透桝を使った液体肥料の施肥方法の試験が順調に進んでいますので、この調子で固形肥料で行う方法も検討しています。




関連記事
盆栽の苔を枯らさない施肥方法【最新】

これまでは有機固形肥料のバイオゴールドをいったん水で溶かして使用していました。

この方法では液体肥料を作るための手間がかかってしまいます。

そこで考えたのは浸透桝の中に固形肥料を入れておいて上から水をかける方法です。

しかし浸透桝の中に直接固形肥料をいれてしまうと鉢の中の水に肥料が浸かってしまい、浸透桝の周りの肥料濃度が濃くなりすぎてしまう恐れがあります。

ですので固形肥料は鉢の土の最上部に保持できる構造とします。


上の図のような形状だと太くなってしまうため、形状を工夫して肥料の入る部分をジョウロ状に広げて太くするなど工夫をしていきます。

試作品ができたら、また寸法などをブログで公開していきます。

今回もお読みいただきありがとうございます。
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2019年2月25日月曜日

折れた野梅の盆栽の新芽の成長が早くてびっくり 

こんにちは
SETo研究所 石川です。

野梅の新芽


植物鑑賞スタンドで育ててる野梅の鉢の新芽の成長が早くてびっくりしました。

10日間でこんなに変わりました。

野梅の発芽
         10日前
野梅の発芽
         5日前
野梅の発芽
           現 在


折れた枝の頂芽優勢


この葉は剪定前に年末に折ってしまった小枝から生えてきてしまいました。

関連記事
覆水盆に返らず...盆栽元に戻らず

きっとこういうのを頂芽優勢と呼ぶんですね。

頂芽優勢(チョウガユウセイ):
植物の茎の先端にある頂芽の成長が後方の側芽より優先的に成長する現象の事

室内で植物鑑賞スタンドでそだてているので屋外で普通に育てた場合と比較はできないですが同じ環境で育てている他の植物と比べても梅は成長がこんなに早いとは知りませんでした。

いろいろとアクシデントもありますが大切に育てていきたいと思います。

野梅の鉢の成育環境


まだ葉が生えてなかったこともあり、この野梅の鉢は年末に植えてからお正月に花が咲いたときにベランダで鑑賞したとき以外はずっと室内で植物鑑賞スタンドの光と風で育ててきました。

植物鑑賞スタンドは台座からLEDまで29cmでこの野梅の樹高は鉢底から枝先までで20cmです。

発芽した箇所の照度を図ると中央部で2万ルクス、周辺部で1万ルクス程でした。

野梅の照度計測
野梅の照度計測

今のところ成育に問題はなさそうですが問題はこれからですね。

現在の樹形を正面からみるとこんな感じです。

剪定後の野梅

あとから下の枝から葉が出てきたときに樹頭部の葉が一番おおきくなってしまうのでどうしようか考えてしまいます。

でもよく見るとこれはこれで ゆるキャラ みたいでカワ(・∀・)イイ!!

しばらくは今の姿を楽しんで、下の枝から葉が出てきたらそのとき考えることにします。

浸透マスによる施肥方法のその後


先日設置した浸透マスの周囲の苔もきれいな状態を保っています。

苔がきれいだとそれだけでもうれしい。
野梅の鉢の施肥のための浸透マス


浸透マスを使った施肥方法を最近はじめたnoteで記事にまとめてみました。

盆栽の苔を枯らさない施肥方法


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<<あとがき>>

お正月にベランダで鑑賞したときの野梅です。

うちのマンションは日が当たるのは午前中の2時間だけなので
基本室内で育てて、天気のいい日は屋外で鑑賞する楽しみ方をしています。



来年も奇麗な花が見られるよう野梅の鉢を大切にお世話していきます。

2019年2月24日日曜日

【盆栽】 苔が枯れることを防ぐ新しい施肥方法

こんにちは
SETo研究所 石川です。

浸透桝を用いた施肥方法の記事をまとめました。


真柏の鉢の浸透ます 肥料やり



浸透マスによる盆栽への施肥方法の概要


肥料焼けにより肥料が枯れるのを防ぎ、固形肥料使用時の美観を改善するため考案した方法です。

浸透桝は本来、雨が地面の上にたまらないよう土の中に雨水が浸透していくのを助ける設備で地面に埋めて使います。

この設備を使って苔の下の土に液体肥料を直接注ぐことで肥料により苔がダメージを受けることを防ぎます。

従来なかった手法でまだ1ヵ月程しか実験できていないため効果の実証はできておりませんが試してみたい方がいらっしゃればご一緒にチャレンジしてみてください。


準備するもの


有機固形肥料 バイオゴールド、油粕など
洗浄ビン   500cc推奨
浸透マス   アクリルパイプで製作します。
箸      浸透桝を埋め込む時に使います。

浸透マスの材料
アクリルパイプ 直径10mm

必要な道具
ノコギリ 薄刃
ドリル Φ1.5mm

※洗浄瓶はホームセンターで購入できます。

浸透桝の制作方法


①アクリルパイプを4cmの長さに切ります。
※鉢に深さがない場合は鉢の深さと同じ程度の長さにします。

②鉢底になる側に8mm間隔くらいで1.5mmの穴を開けます。

アクリルパイプは滑りやすいため加工の際に手を傷つけないようご注意ください。

         <参考寸法>

浸透桝の図面





浸透マスの設置方法


①盆栽に箸で深さ4cm 直径1cm程の穴を開けます。
 穴の場所は正面からみて目立たない裏側の樹から離れた場所を選びます。

鉢に浸透桝を設置 棒でつく

②浸透マスを穴に埋め込みます。
 浸透マスを根本まで刺しこんだらいったん抜いて浸透マスを洗って
 浸透マスの筒の中に入り込んだ土を取り除き再度差し込みます。


鉢に浸透桝を設置 浸透桝を入れる

 浸透マスの定期メンテナンスも同じ方法で行います。


③完成です。
鉢に浸透桝を設置 完成


液体肥料の作り方


①流しのゴミ受けの紙を適当な大きさに切って固形肥料を包みます。
固形肥料を準備

②ゴミ受けの紙の周囲を折り返してホッチキスでとめます。
 できるたけ小さく包みます。

 洗浄ビンのノズルの先で溶け出た肥料の固形物が詰まらないための措置です。


固形肥料を包む

③洗浄ビン500ccの中に包んだ固形肥料を1個入れます。
 肥料の濃くしたい場合は1.5個入れます。
 ※バイオゴールの場合です。
浸透桝に固形肥料を入れる

 1日置くと肥料が溶け出し色が変わります。
※バイオゴールドの場合7日程熟成させるとなおよいそうです。

有機液体肥料完成


肥料の与え方


①液体肥料を浸透ビンから流し込みます。
鉢の中に有機液体肥料を入れる

②半分程度液体肥料が入ったら鉢を傾け肥料が鉢全体にいきわたるようにします。


鉢の中で有機液体肥料が均等になるよう傾ける

※鉢が大きく傾けるだけでは十分に鉢の中にいきわたらない場合は鉢の左右に浸透マスを増設します。


③鉢の上から苔に水をかけます。
苔への水やりですので鉢底から水が流れ出さない程度に行います。

苔に水を与える
 ④液肥による施肥は通常の水やりと間隔をあけて行います。
 バイオゴールドの液肥の効果は約10日間持続します。

鉢の中に有機液体肥料を入れ終わる。





 ↓ ホームセンターでも安く購入できるポリエチレン製の容器です。




現在、野梅、真柏、黒松の鉢で実験を行っております。

実験の進捗状況を加味して都度、内容を修正してまいります。


野梅の鉢の浸透ます



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2019年2月22日金曜日

【盆栽】 肥料用井戸(浸透桝)のさらなる改善

こんにちは
SETo研究所 石川です。

肥料用井戸(浸透桝)さらなる改善


浸透桝による施肥方法

肥料用井戸(浸透桝)を使った施肥方法も有機液体肥料作りの課題に解決の見通しがついたのでさらなる改善に取り組みました。

関連動画

バイオゴールドで盆栽用の有機液体肥料を作ります。

盆栽の新しい肥料のやり方 野梅の鉢でその方法を詳しく解説

盆栽の新しい肥料のやり方 有機肥料の施肥方法


盆栽用施肥方法改善の背景


これまでの肥料コンテナによる置き肥では、鉢の大きさや季節による必要な肥料の分量に応じて肥料コンテナを複数の個所に設置することで対応していました。

では浸透桝方式の場合の浸透桝の設置箇所は何箇所必要となるでしょうか?

浸透桝は透明なアクリルで作っているので肥料コンテナより目立たないのですが、展示の時に浸透桝は取りはずた場合は肥料コンテナより大きな穴が鉢の上に残ってしまうので箇所数をふやすのも考え物です。

浸透桝方式の課題


浸透桝を増やしたくない 

では1箇所の浸透桝で施肥を行った場合の鉢の中での肥料の広がり方を考えてみます。

浸透桝が1箇所の場合は下の図のように浸透桝がある側に肥料の分布に偏りがでる可能性があります。

浸透桝による施肥方法

肥料の分布に偏りがあること自体は自然界でも起こりえる状況なので生育上の問題ないと思うのですが、肥料の分量を増やすために複数の浸透桝を設置することが最適解とは思えません。

しばらく考えた結果、

単純明快な方法を思いつきました。

ほんとうに単純な方法です。

液肥を注いだタイミングで鉢を傾ければいいのです。

浸透桝による施肥方法


傾けることで注いだ液肥が鉢の中に均等に広がります。

大型の鉢では浸透桝を増やす必要もあるかもしれませんが小品盆栽やミニ盆栽で使用されている4号以下の鉢であれば1箇所で足りそうです。

1号は約3cmなので4号の鉢は内径12cmくらいです。

苔への水やりは施肥の後




施肥の後に苔への水やりを行います。

苔のための水なのでそんなに量は必要ありません。

苔に水やりをすることで比重の関係で液肥は下の方で密度が高まり、鉢の上部では密度は低くなると考えられるので苔への肥料によるダメージは最小化されるのではないかと予想しています。

固形肥料の施肥方法との比較


固形肥料の場合は設置個数と設置期間で肥料の量を調整しています。



これまでの固形肥料による方法では最初は肥料が濃いのですが、だんだんと薄くなっしまいます。
このサイクルを1ヵ月単位で繰り返すことになります。

しかし液肥の場合は1週間~10日周期で施肥を行い、液肥の濃さで肥料の量を調整することができるため、鉢の中の根に対してより均質で適量の施肥を実現できるのではないかと考えています。


浸透桝による施肥の実施経過


成長を始めた野梅の盆栽にはこの方法を採用しています。

植物鑑賞スタンドで今週初めに発芽した葉が


数日でもうこんなに大きくなりました。



下の方にみえている化粧苔も奇麗な状態です。

時期をみて浸透桝と有機液肥と改善案とに分かれている記事をまとめたいと思います。


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2019年2月20日水曜日

バイオゴールドで盆栽用の有機液体肥料を作ります。

こんにちは
SETo研究所 石川です。

固形肥料から盆栽用の有機液体肥料をつくります。



使用する肥料


使うの有機肥料は盆栽用肥料の定番バイオゴールドです。


バイオゴールドは液体肥料としても使うことができます。

バイオゴールドの説明書


肥料の与え方


今回作った有機液体肥料は新しい方法で盆栽に与えます。

化粧苔を傷めないで樹の根に直接肥料を届けます。

【新開発】盆栽の新しい肥料のやり方

鉢の中に設けた井戸(浸透桝)から洗浄瓶で鉢の中に注ぎ込みます。

新しい肥料の与え方



<< 洗浄瓶 >>

洗浄瓶


バイオゴールドを液体肥料で使用する際の用量は水1Lにたいし2~3粒ですので、500ccの水に1個として洗浄瓶は500ccのサイズを利用します。


前回の問題点


前回試験した際にバイオゴールドをそのまま洗浄瓶の中で溶かすと、洗浄瓶のノズルの先端で肥料がつまってしまう事象が発生しました。

バイオゴールドが容器の中で溶けた際に若干ですが固形物が発生してノズルの細くなっている先端部でつまってしまいます。


<< 対 策 >>


ノズルの太さは現在の細さがちょうど使いやすいためたため今回は事前に身近にあるものを使って対策することにしました。

使用する材料と道具は、流し台のゴミ受けの紙とホッチキスです。


バイオゴールドを包つむのにちょうどいい大きさにゴミ受けの紙をカットします。

肥料とゴミ受け


バイオゴールドを包んだら周囲をホッチキスで止めます。

ホッチキスと肥料


あまり大きいと洗浄瓶に入れるのも取り出すのも大変になりますから
洗浄瓶の口のサイズより小さくなるよう丁寧に包んでおきます。

蓋を外した洗浄瓶


水を500cc入れて1日おいておくと肥料らしい色にかわります。
前回の経験では日が経つにつれ色が濃くなっていきます。

肥料が入った洗浄瓶


肥料を使い終わったら


盆栽をされる方はピンセットをお持ちだと思いますので、液体肥料がなくなったら、容器の中に残った包み紙はピンセットを使って容器の中から取り出すことができると思います。


実際に使ってみました。

今のところゴミ受けの濾過性能は良好で前回のようにノズルがつまる気配はありません。

試しに真柏と野梅の鉢に与えてから1ヵ月近くたちますが苔が肥料焼けをおこすこともなく真柏も野梅も順調に育っているように思えます。

洗浄瓶で肥料を与える


肥料を使い終わったら


盆栽をされる方はピンセットをお持ちだと思いますので、液体肥料がなくなったら、容器の中に残った包み紙はピンセットを使って容器の中から取り出すことができると思います。


まだ使い始めたばかりですが、野梅を始め施肥の時期に入ってくる植物も増えてきますので実験の結果は随時ブログで報告させていただきます。

植物鑑賞スタンドで室内の中だけで盆栽を育てているため、屋外とは栽培環境が異なりますのでご容赦ください。


今回もお読みいただきありがとうございます。 <(_ _)>


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