SETo研究所 石川です。
今回はロバート・フォーチュン氏とロバート・スターリング氏
二人のロバートさんをご紹介したいと思います。
ふたりのロバート氏
ロバート・フォーチュン氏は1860年に幕末に来日したスコットランド人の植物学者さんです。
著書の幕末日本探訪記で
「日本人の国民性の特色は、庶民でも花好きであることだ。花を愛する国民性が、人間の文化的レベルの高さを証明する物であるとすれば、日本の庶民は我が国の庶民と比べても勝っているようにみえる。」
と当時の日本の園芸文化を評されています。
幕末日本探訪記 ロバート・フォーチュン著
https://seto-engei.blogspot.com/2018/10/blog-post_7.html
ロバート・スターリング氏は
1816年に英国でスターリングエンジンを発明したスコットランドの牧師であり発明家です。
産業革命の頃に産まれた蒸気機関はまだ圧力容器の製造技術が低かったためよく爆発事故を起こしました。
その被害に心を痛めたロバートさんが発明したのは、空気が温まると膨張し冷えると収縮する熱力学を応用した圧力が蒸気機関ほど高くならないホットエアエンジンとも呼ばれる当時の蒸気機関より安全なスターリングエンジンでした。
しかし圧力容器の製造技術が確立してくると出力が小さく大型のスターリングエンジンが広く普及することはありませんでした。その後、蒸気機関より大きな出力を得られるガソリンエンジンやディーゼルエンジンが発明される事になります。
しかし、エネルギー問題が深刻となったオイルショック以降、これまで捨てられていた低い温度の熱を有効利用できるエンジンとして今でも世界中で研究が続けられています。
スターリングエンジンの動作原理の説明動画です。
SETo研究所の夢
SETo研究所では
LEDライトで植物の光合成に必要な波長と強度の光をつくり、室内へ捨てられていたLEDの熱を利用してロバート・スターリング氏が発明したスターリングエンジンで風車をまわして植物の生育に必要なやさしい風を送り、室内で植物を育てられる製品の開発を行っています。
植物鑑賞スタンド 風薫 |
上の動画の中で登場するミニバラの苔玉も植物鑑賞スタンド風薫で無採光の室内で栽培しています。
動画を撮影したあと、私の不勉強から今年の2月頃にハダニにやられて丸坊主になってしまいましたが現在ではすっかり大きくなりました。
バラの苔玉 |
来年こそは花を咲かせたいと思います。
ミニ薔薇の苔玉の成長記録
https://seto-engei.blogspot.com/2018/12/blog-post_23.html
植物鑑賞スタンドで育てている盆栽や草花をインスタグラムにも投稿しておりますのでよろしければご覧ください。
SETo研究所 インスタグラム
https://www.instagram.com/seto_lab/?hl=ja
高い園芸文化をもち、日本より高緯度にあり日照条件の厳しい2人のロバート氏の故国スコットランドでいつか植物鑑賞スタンドを利用して冬の季節でも室内で日本の盆栽や草花を楽しんでいただける日を夢見ています。
2019年新春より植物鑑賞スタンド風薫を使用した室内での植物の育て方や、植物の光合成に適した光の特性や風のことを本ブログとユーチューブで発信していきたいと思いますのでよろしくお願い申し上げます。
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