2018年10月7日日曜日

幕末日本探訪記 ロバート・フォーチュン著

こんにちは
SETo研究所 石川です。

以前から読んでみたいと思っていた
幕末日本探訪記をようやく読むことができました。

近隣の本屋さんやブックオフで探していても見つからず、
少し離れた図書館の機械書庫にあるのをネットで見つけて借りてきました。

古い外国の本の翻訳版だから読みにくいと思っていたのですが
読み始めてびっくり

読みやすい! 面白い! 興味深い

これはロバート・フォーチュンさんの原書の観察力が素晴らしいということもあると
思いますが、訳者の三宅薫さんのご努力に負うところも大きいと感じました。



ロバート・フォーチュンさんは英国人(スコットランド)ですが
幕末期は英国人の襲撃や高杉晋作さんによる大使館焼き討ちなど
日本と英国の関係は必ずしもよくなかった時代背景にも関わらず、
また、当時の欧米人に少なからず人種差別が存在したことを考えれば、
驚くほど公平な視点で日本人の長所、短所を海外に紹介されている
ことに驚きました。

長崎、神奈川、江戸、瀬戸内と多くの地域の事が描かれていますが
日本人が植物を愛でる国民性であること、日本の風土がとても魅力的であることを
紹介する一方で大名や侍社会、当時の日本には飲んべと乞食が多く、遊女が存在する事など当時の世相も記録されていて幕末の日本を当時の外国人がどのように見ていたのかを知ることができるとても面白い内容でした。

図書館で借りた本を読み終わってアマゾンであらためて注文しました。 笑

             ロバート・フォーチュン氏


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